☆独断と偏見に充ちた愛のエンタメ感想文☆
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永遠のカリスマ
十七歳の地図
十七歳の地図
尾崎豊

今日は尾崎の命日である。
リアルタイムで彼の存在を知っていた者として言えるのは
あの時代が彼を生んだのだと言うこと。
このファーストアルバムは発売当初、さほどセールスはよくなかった。
『卒業』が売れて、彼は一気にスターダムに上り詰めたのだ。
いや、スターダムというよりは
時代の寵児にまつりあげられた、というべきか?
いい加減、もうそっとしておいてやらないか?
そう、たびたび思う。
本当に彼の作品をリスペクトしているなら
彼の歌はうたえないはずだ。
尾崎の歌は尾崎にしか歌えない。

ふざけるなーーーーーー!!!!!!
| music | 03:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
キネ旬の罠
映画検定公式テキストブック
映画検定公式テキストブック
キネマ旬報映画総合研究所

そもそも映画検定などという資格を持っていてどうする?という感じだし
最初にこのことを知ったときは、
キネ旬もずいぶん阿漕な金儲けをするなぁ…と思ったのだが、
書店でこの本を見かけたらつい買ってしまった。
キネ旬らしさはきちんと踏襲しており、
昨今の流行作品を並べるのではなく、
見るべき作品として、かなりクラシックに重点を置いており、
映画通を気取るなら
「当然、これくらいは見ておけ!」
という流されない姿勢が立派な一冊。
「日本人なら黒澤見てなきゃ話になんないよ」的な・・・。
映画好きを自称するのに
一体、自分がどのくらいのレベルなのかを知るにはよいかも。
さすがに受験はしませんがw。
| film | 03:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
初版です!
僕が笑っている理由(わけ)
僕が笑っている理由(わけ)
金子 貴俊

芸能人本はサクサク読めて大好き♪
これはゴーストじゃなくて本人がきちんと書いているようだ。
あんなにやわらかに笑う子が、こんな過酷な幼年期を過ごしていたなんて…
と、かなり目から鱗デス。

すいか DVD-BOX (4枚組)
すいか DVD-BOX (4枚組)


SSTVの『ゴゴイチ』で毎週のように見ていた頃はスルーしてたのに
なぜかドラマ『すいか』で急に気になり出し、
この本が出版されたときは、正直、買おうか買うまいか迷う程度のファンに。
立ち読みしているうちにグングン引きこまれ、
結局、そのままレジに持っていきました。
出版直後に親戚スジからクレームがついて
4刷目からは、一部表記が変わっていたり、
削除されていたりする部分のある、曰くつきの一冊。
私が持っているのはオリジナル本。
というわけで、レアものですっ!
エッヘン!!
| book | 03:45 | comments(0) | trackbacks(1) |
やっと見つけた!
檸檬
檸檬
遊佐未森

2002年に東芝EMIから発売されたものの、移籍したためか絶版扱い。
新星堂のネットで見つけて、取り寄せてもらった。
発売当初から気にはなっていたものの、いつか…と見送っていたのだが
ここ数ヶ月、どうしても欲しくなり、ずっとずっと探していた。
アルバムの内容は大正から昭和初期の名曲のカヴァー。

参考までに収録曲は
1.青空
2.月がとっても青いから
3.南の花嫁さん
4.アラビアの唄
5.ゴンドラの唄
6.小さな喫茶店
7.夜来香(イエライシャン)
8.蘇州夜曲
9.森の小径

古きよき時代という言葉が思い浮かぶ。
原曲も知らないのになぜか懐かしい。
遊佐未森のことは、デビュー時から、
透明感あるハイトーンボイスに惹かれて好きだったが
このアルバムはその彼女の声の魅力を最大限に引き出すべく
アレンジがなされている。
特に独りアカペラと多重録音を駆使した(Enyaで御馴染み)
『月がとっても青いから』は秀逸。

それにしても、月は黄色く輝くものを
あえて青いと置きかえて、
月の光が降りそそぐその夜の美しさをたった2文字で表現した
作詞家の清水みのるは偉大だ。
彼女の歌もさることながら、それだけにとどまらず
このアルバムの素晴らしさは
昔の歌謡曲の素晴らしさを認識させてくれるところにもある。
どの曲も口づさむとほんのり優しい気持ちにさせられる。
| music | 23:51 | comments(2) | trackbacks(0) |
『地雷を踏んだらサヨウナラ』
地雷を踏んだらサヨウナラ
地雷を踏んだらサヨウナラ

実在の戦場カメラマン一之瀬泰造の物語を映画化。
彼は70年代初頭、当時ポル・ポト派率いる共産党勢力、
クメール・ルージュ支配下にあった、アンコールワットの撮影に向かったまま
行方不明になった。
・・・と書くと、かくも特別なことのように思えるのだが、
映画は実際とは違い、青年の日常を至極フツーに撮っている。
その青年の職業が、たまたま戦場カメラマンであったというだけのことのように。
“戦争の過酷さ”や“生と死”といった、
とかくオーバーになりがちな題材を、全面に押し出すワケでもなく
それらさえ単なる一青年の日常の1コマとして淡々と処理しているようで、
あまり演出が加えられていないという印象が新鮮だった。
ものすごく大雑把に言ってしまえば、
これは純粋に
アンコールワットが見たい!撮りたい!
という強い思いを持った青年の話である。
そこへ辿りつくためには、命を落とすかもしれないというのに
画面の中の彼にはその悲壮感や重さがあまりない。
ラストシーンで、彼は自転車をこいでアンコールワットへと旅立っていく。
それは危険な地域へ行くというより、ご近所に買い物へ行くような気楽さだ。
その自転車の後姿を見ながら、ふと悲しみが胸をよぎった。
それは、丁度、生きて戻れないことを知りながら、
彼の熱い思いを尊重し、送り出すよりほかない
ご家族や、現地の茶店の娘レファンの心境と同じものだったと思う。
戦場カメラマン・一ノ瀬泰造を撮った作品というより、
彼の周りの人びとの愛のあり方を撮った作品だと私は思っている。
| film | 23:24 | comments(4) | trackbacks(0) |
エイプリルフールだと思いたかった
レスリー・チャン(Leslie Cheung Kwok-Wing、張國榮)は
今からちょうど3年前の2003年4月1日、
香港の高級ホテル<マンダリンオリエンタル>から飛び降り、夭逝。
享年46歳だった。
生きていれば、今年は生誕50年。
エイプリルフールの冗談だと、未だに思いたい。
役者として、歌手として、もっともっとたくさんの彼の顔が見たかった。
それでも、彼は逝ってしまった。
アジアの偉大な才能が、ひとつ散ってしまった日を
このサイトを今日、訪れた人には、どうしても知っていて欲しくて
記事を書いた。

レスリー、あなたはもう苦しみから解放されたのですか?


レスリー―レスリー・チャンのすべて
レスリー―レスリー・チャンのすべて
産業編集センターメディア事業部, 清永 安雄

とにかく、レスリーでいっぱいの一冊。
まだまだ、あなたを見ていたかった。


レスリーの時間
レスリーの時間
志摩 千歳

上記の写真集を作るために奔走した著者が明かした
公私に渡るレスリーの素顔。
ファンのために、思い出を形見分けしてくれたような一冊。


欲望の翼
欲望の翼

数ある出演作の中で、私の最も好きな一作。
レスリー自身は、撮影プランのない、終わりのない作業のような
王家衛監督との仕事はあまり好きではなかったらしいが、
レスリーを最も魅力的に撮ることが出来た監督は、
他ならぬ彼のような気がしてならない。
| film | 23:37 | comments(5) | trackbacks(0) |