☆独断と偏見に充ちた愛のエンタメ感想文☆
<< おかえり あっちゃん♪ | main | この本でしばしガマンを・・・ >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
純文学の定義
蛇にピアス
蛇にピアス
金原 ひとみ, 渡辺 ペコ

渡辺ペコはここ数年で最も注目している新人漫画家のひとりである。
だが、初のコミックが原作つきというのは何とも・・・。
まったくの別モノとして読めば、それはそれで完成度の高い作品だが、
原作のコミック化として成功しているかといえば、否と言わざるをえない。
そもそも、コミック化が可能なものを純文学とは呼べないのではないだろうか?
というのが、私の個人的な見解だ。
原作にある、あのドロドロとして生々しい、
チリチリと痛む生(=性)な感じが、この作品にはまるでない。
そもそものモチーフからしてまったく違うような気さえする。
原作をそのまま絵にしたら読めないから、
わざとさらっと描いたのか?
そう、このコミックを読んで感じた、原作とのいちばん大きな違いは
サラっとしすぎている、ということ。
原作の読後には空虚感が残ったが、コミックの読後には清々しさが残った。
『蛇にピアス』のマンガ版として捉えず、
純然たるオリジナル作品として読んだならば、
なかなかに完成度も高く、また文学的な一面もあり・・・
で、一読の価値はあると思う。

しかし純文学とは、
他のメディアとは、決してミックスしえないものではないのか?
だからこそ、がつく価値があると思うのだが。
| comic | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| - | 23:22 | - | - |









http://karuman-blue.jugem.jp/trackback/67