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『嫌われ松子の一生』全11話 視聴完了
嫌われ松子の一生 TVドラマ版 DVD-BOX
嫌われ松子の一生 TVドラマ版 DVD-BOX
内山理名

国立大学を出て、地元の中学教師となった川尻松子。
学校でも、やさしく、きれいで、全生徒のマドンナ的な先生だった。
そんな彼女は、校長と修学旅行の下見に二人だけで出掛け、レイプ未遂される。
おまけに修学旅行本番の宿泊先で盗難事件が起こったことから
狡猾にすべてを揉み消され、学校からも追い出されるはめに…
そんな折、追い詰められた松子は、病弱な妹・久美の首を締め
生まれ育った家を飛びだしてしまう。
やがて、このことがきっかけとなり、彼女は実家とも離縁されることになるのだが、
すべては、彼女が、他人より若くて美しく聡明だったことに端を発する
転落ストーリーというのが、なんとも皮肉だ。
普通なら、誰よりもしあわせになれる要素をたくさん持ち合わせていたはずなのに
彼女の場合、その利点がいつも裏目、裏目に出てしまう。
ストーリーだけを追っていくと、とてつもなく不幸で悲しい物語だが
どこか滑稽で、不思議な清々しさがあり、見終えたあと、
「まぁ、世の中なんとかなるだろう」的な気持ちのよいパワーが
自分の中に芽生えていたのは、松子を演じた内山理名の持つ魅力のせいだろう。
ちょっと野暮ったく、しかし芯の強い印象がある彼女。
その野暮ったいところが、今回は清楚という魅力に変わっていた。
ソープ嬢になろうが、殺人犯になろうが、どこまで落ちようとも、
この清楚さだけは、ラストまで失われることがなかった。
まさに川尻松子は彼女にとってドンピシャ!の役だったと思う。
逆に彼女以外のキャスティングは考えられないと思えるほどの
よい出来だったのではないだろうか?
不思議な潔さと、透明感のある演技が、
毎回、暗いストーリーに光をあたえてくれた。
彼女の望んだしあわせは、幼い頃から何ひとつとして叶わなかった。
それは紛れもない事実だが、どんなに悲惨な目にあっても
決してめげることなく、誰かを愛することに一生懸命だった彼女が
私には愛おしくてたまらない。
最後まで明日を信じ、その一生を生き抜いた、
彼女の人生は本当に不幸だったのだろうか?
確かに傍目には不幸であったかもしれない。
だが、彼女自身は最後までしあわせになることを放棄しなかった。
それまで知らされていなかった伯母の人生を知ることで
誰かを愛することのひたむきさに触れ、背中を押された
松子の姪である明日香と同じように、
私たち視聴者も彼女の生き様からさまざまなものをもらった気がする。
ラストシーン、松子がずっと帰りたがっていた
転落前のあの河原で、中学教師であった一番まぶしかった頃の彼女と
大人になった洋一が、自転車にふたり乗りをして
どこまでも走っていく光景を見ていたら、
サブタイトル通り、彼女はきっと
“天上のしあわせ”を手に入れることが出来たのだろうと、
心の底から思うことが出来た。
そして「松子、やっと願いが叶ってよかったね」と、
この物語はひとりの女性の転落人生を描いた悲しい物語などでは決してない、
ハッピーエンドな物語なのだと、私には思えた。

裏番組でDr.コトーが放送されていたために
視聴していた人が少ないのが、とても残念。
DVD化された折にはぜひ見てもらいたい、今期のお勧めドラマである。
| drama | 23:17 | comments(2) | trackbacks(0) |
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私も裏番組観てた派です。妹は松子派だったようです。内山理名さん、好きな女優さんだし彼女が出るドラマは良いものが多いので迷ったのですが・・・
で、これまた今、後悔しています。Dr.コトー診療所、今回はなんか今一だったので・・・嫌われ松子の一生、再放送は必ず観ます。
| さつき | 2006/12/22 8:32 AM |
>さつきサマ
それが良いのか悪いのかはわかりませんが、今は再放送早いですからねw
しかし、再放送はカットされるシーンがかなりありますので
出来ればDVDをレンタルなさるほうをお勧め致します。
こちらは逆に映像が増えている場合があるのでお得ですヨ!
| かるまんぼう | 2006/12/27 1:02 AM |









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