2007.03.16 Friday
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☆独断と偏見に充ちた愛のエンタメ感想文☆
2006.10.17 Tuesday
世界で唯一の国
夕凪の街桜の国 こうの 史代 私はとても意地悪なので、本当にとっておきのモノは それがなんにつけ、公にすることはほとんどない。 だが、世論では、憲法第9条やそれに伴う憲法改正が話題となり、 ニュースでは、今まさに北朝鮮の核実験が報道され、 連日各国がその措置について、声高に声明を発表している。 日本は、この広い世界の中で、 たった一つの被爆国である(劣化ウラン弾は除く)。 それが意味することを、今こそ、きちんと考えて欲しい。 日本国憲法は確かにGHQの指導のもと、米国に都合のよいように作られた。 だが、平和憲法と謳われるには、それなりの意味が存在する。 表題作の『夕凪の街』はたった35pの短編である。 しかし、どんなに難しい本を読むよりも短時間で、 憲法9条の意味するところを、理屈ではなく心で、 きっと理解してもらえると思う。 2005.11.28 Monday
やっと入手しました (* ̄ー ̄)v
小沢健二の父上・小澤俊夫氏が責任編集している季刊誌。 児童文学に興味があり、なおかつ自宅から最も近い図書館が 子ども専用であることから、 この薄くて、けれども中身の濃ゆ〜い雑誌は、以前から好きだったのだが、 買うにはやや高く(¥790)、今までは借りて読んでいた。 だがこの号から、なんとオザケンが連載を始めるというではないか!! で、わざわざ書店に頼んで取り寄せてもらった次第である。 タイトルは『うさぎ!』 コーヒーでも飲みつつ、ゆったりと読みたいと思います。 注)一般の書店での取り扱いはありません。 もし、欲しい方は「地方・小出版流通扱いでお願いします」 と言って、最寄の書店で取り寄せて下さい。 2005.10.16 Sunday
モデルが満里奈じゃなかったら…
Tarzan特別編集 渡辺満里奈 ピラティス道 マガジンハウス 豊富で美しい写真とともに、ピラティスのイロハから学べる 入門書としては最適の一冊。 幼い頃にバレエをやっていたというだけあって、 満里奈のポージング写真はモノクロながらどれも美しい。 解説も短く、やさしく書かれており、それでいて ¥1000を切る値段設定もうれしい☆ が!ひとつだけ重大な問題が… わたし、満里奈がキライなんです(T△T) これが江角だったら即買いだったのに… とりあえず、立ち読みだけして、今日のところは保留に。 2005.10.09 Sunday
YOUNG YOU 休刊
20年間続いた雑誌が休刊…
コミックの売上げが雑誌の売上げに連動しない という話はよく耳にしていたけれど 本誌はあの“ハチクロ”の連載誌である。 しかも老舗雑誌。 当然作家もベテランの方が多い。 現在の主な執筆陣は ★槇村さとる ★小椋冬美 ★榛野なな恵 ★岩館真理子 など 『ハチミツとクローバー』をはじめとした連載中の作品は、 <コーラス>と<YOU>にそれぞれお引越しをする。 主な作家の引越し先は以下の通り。 <コーラス>…榛野なな恵、岩館真理子、 池谷理香子、羽海野チカ、渡辺ペコ <YOU>…槇村さとる、高橋由佳里利、 坂井久仁江、鴨居まさね、かれん 『ぶーけ』が休刊したときも結構ショックだったが、 まさか『YOUNG YOU』まで休刊するとは思わなかった。 とりあえず槇村さとる『BELIEVE』の続きは気になるなぁ…。 <コーラス>は買っているからいいとして、来月からどうしよう。 2005.09.25 Sunday
YOUNG YOU ’04.12月号
創刊18周年記念号
<読みきり大特集>と謳っているが、 “読みきり作品”は以下の4本のみ。 ●槇村さとる 『月下美人』 ●石井まゆみ 『ヨーヨーキルト・フラワーズ』 ●谷地恵美子 『召しませ花を』 ●棒野なな恵 『君と会う朝の広場』 ★渡辺ペコ 『蛇にピアス』/最終回 ★東村アキコ 『ゑびす銀座天国』/最終回 最終回の2作品については単行本でレビューを書くとして 今回は読みきりの4作品について。 どの作品もベテラン作家の作品だけあって読み応えあり。 ただし槇村さとる『月下美人』は少々、消化不良気味。 連載モノばかり続いているので勘が鈍ったか? 40Pでは「アレ?」というところで終わってしまうようなペース配分。 読みきりというより、これから展開しそうな話。 石井まゆみ『ヨーヨーキルト・フラワーズ』はこれと正反対で 余計な部分がきれいに削ぎ落とされて読みやすく、 共感、感動できる作品に仕上っていた。 連載作品はどれも好きではないので、偏見を持って読み始めたが 素直に感動した。 恋愛絡みの話になると途端に下手くそになるのかもしれない…。 棒野なな恵『君と会う朝の広場』は少女時代からの友人2人の物語。 同年9月号掲載の『月の見えるテラスで』のサイドストーリーでもある。 負け犬に近づいていく状況で戸惑う大人の女の気持ちを、 少女のスタンスから、あまり理屈っぽくならず、 かといって卑屈になりすぎもせず、うまく表現している。 連載モノではやや哲学的というか、小難しすぎるところが 時に鼻につき、そこが難なのだが、この読みきりでは そうしたところが表面化する直前で笑いに変えているところがよかった。 最後に谷地恵美子『召しませ花を』は久びさにとても気に入った読みきり。 学生時代に悔いを残した片思いの恋の相手と偶然再会を果たしたヒロインが、 玉砕覚悟で募った思いをぶつけるところから物語ははじまる。 今度こそ悔いのないようにと精一杯頑張る現在のヒロインの姿と ただひっそりと想うだけだった頃の思い出のヒロインの姿が 35Pという限られたページ数のなかでうまくブレンドされている。 ラストは不自然にならずに2人の距離を急に狭めた手法に唸る。 切り取り保存決定◎
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